JO 小1 SHIGE 年中
君たちふたりの成長をここに残しておくことにします。ふたりがいつかここにたどり着いて読むことになるかもしれませんし、それとも読むことがないままになるかもしれません。自分が子どもの頃どんなことをしていたのか、何が好きだったのか、どんな性格だったのか、いつか君たちふたりが自分のことを見つめ直し、内省するときが必ずきます。その時に、私の残した文章がその一助になることがあるなら、私にとってそれほど嬉しいことはありません。
君たちに成長や変化があるように、私にも成長と変化があります。成長は衰退をふくみ、変化は悪化をふくみます。君たちも私も、良い意味でも悪い意味でも変化していくことと思います。肉体的な変化、関係性の変化、立場の変化、さまざまな変化がお互いに起きていくことでしょう。今日の時点での関係性は、これを君たちが読んでいる時の関係性とは間違いなく変化しています。話を素直に聞けないこともあるだろうし、話す時間が取れないかもしれないし、思い浮かべたくもないような変化が起きているかもしれません。
でも、こうしてここに文章として残しておけば、その時の関係性における文章なら、君たちにとっても直接面と向かって話をするよりも、すっと受け入れやすいものになるかもしれないなとも思っています。
君たちのことをここに書き残していくことが今はとても楽しみです。少しでも君たちの役に立つことができたらと思っています。そして私の文章を、懐かしく、そして楽しんでもらえたならと思っています。
江原俊 38歳