感想文 [読了:ゼロからはじめる力]


本を読了したのでメモ的に残しておく。

「本は他人の経験を擬似的に経験できるから良い」と父親に言われたことが何度かある。当時はその通りだと思ったし、それが数百円から数千円で読めるのだからコスパ最強だ。

でも今はちょっと考え方が違ってきた。

「いくら読書をしてもその経験は得られない。”擬似的”と言えるほどの経験になるのかについては疑問が残り、それは読み手側の経験による。」これがいま僕の思考だ。

<ゼロからはじめる力>

アマゾンレビューも色々と参考になることが書いてある。

「あ、アレ買い忘れてた…」

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父親に言われたこと

「乱読で良い。なんでも良いから読んだ方が良い。」その先に本の良し悪しに対する判断能力が養われるのであって、まずは読むことをすすめられていた。積ん読でさえ構わないと言われていた。学生の頃は1冊読むたびに父親にその本を見せて500円をもらっていた。本を読むのがそんなに早い方ではなかったので(いまも遅くて困る)、月にそんなに沢山の本を読んでいたわけではないけど、今は親父の気持ちがわかる。図書券や図書カードをプレゼントする気持ちがわかる。

まったくその通りだと思う。小説を読んでいたこともあるし、歴史物や宗教物、法律の本も読んだし、自己啓発ものやお金についての本も結構読んだ。今はビジネスとは?とか、消費者の行動とかそういうのが多かったり、またもう一度歴史物に戻ってきたりしている。

擬似体験は得られるのか?

結論としては、

「得られると思う。ただ、得られる度合いは人によるし、それを活かせる度合いも人による。」

考えてみれば当然で、例えば今まさに失恋した人が”失恋からの立ち直り方”という本を読めば、今まさにそのツライ状況にいるその人はすぐにでもそれを実践しようとする。そうじゃない人は想像はするけど実践はしないよねっていう。

ただ、すぐに実践しないその人も、そういうストックが自分の中に溜まっていくので、何かそういう事象に遭遇したときにそこに戻りやすいだろうし、そういう想像を経ているから失恋の真っ最中にいる人に適切に接することができるだろうなと思う。

僕のようにガツガツとひとの気持ちに無遠慮に入っていくようなことはしなくなるだろう。。。

本を読むデメリットがない

本を読んでる人や勉強している人、そういう人の話を聞きたくなる。

「この人はどうしてこういう思考を思い浮かぶんだ?」

という人に興味を持ってどんどん話しかけていくと、そういう人ほど人生のどこかの時期でけっこう読書をしてたことがあるということが多い。

「読書?まったくしません。本とか嫌い。」

という人の中にも魅力的な人もいたりして、勝手に想像するに、きっと個々別々の自分を取り巻く複雑な事情の中で、困難や楽ではないことに遭遇した時期があり、その状況を超えて行くために自分自身を深く見つめ直したり思考を繰り返した経験があり、それがその人の魅力となって表出しているような気がしてる。

僕みたいな今まで大した苦労もせずに過ごしてきたヤツとは大違いで頭が下がります。。。

本を読んでいなくとも、そういう時期を経験してきた人にはやはり魅力を感じてしまう自分がいる。

つまり、魅力的な人であることと読書とは必ずしも関係なさそうだけど、読書をすること自体にデメリットはないよねっていうこと。

この本の感想

ホリエモンは自分で言ってるけど、本人は本を書いていない。それがまさによく感じられるような本でした!(これは本題ではないけど)

本人が書いていないとわかった上で読んでいるのでそこは特に問題ではなく、ゼロから物事をどんどんはじめる人のその思考方法に触れたかったので、そういう意味で読んで良かったです。「これはまた再読しよう!」っていう本ではないけど、ホリエモンもきっと「この本何回も読む本じゃねぇよ、バカ。広告だよ。」っていう認識だろうから、今後日本を支えて行くであろうロケットという事業を少しでも広められる役に立てるよう、この本を知るきっかけになった動画を貼り付けておきます。


下の息子は将来宇宙飛行士になると言っています(5歳)。僕はそれを信じているから、

「シゲが宇宙飛行士になったらお父さんのことも宇宙に連れてってくれよな。頼むよ。」

「いいよ!でも消防士さんにも警察官にもなるから、その後ね!」

と約束しています(笑)

この本を読むと、そんな宇宙が少し身近に感じられるようになり、北海道のロケット射場を訪れたくなり(JAXAの打ち上げを種子島の方まで見に行くよりは現実的に思えるので、いつか行きたいな!)、応援したくなります。

あと、ロケットって着地できるの知ってました?

スペースXは米国の企業で、イーロン・マスクによって設立された企業です。イーロン・マスクは、電気自動車のテスラで有名ですが、もともとは決済システムのPayPalの共同設立者のひとりです。

PayPalマフィアについて書かれた本がどっかにあったはずなんだけどちゃんと積ん読になったままだな。。。

読書感想文も書いてみると良いものだ。


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