”成長”というのは楽しみのひとつだ。僕の成長も、そして仲間の成長も。
来春高校3年生になる仲間がいる、女性だ。仲間なのかな?知り合いなのかな?彼女が小学5年生の時から知っている。よくうちのお店に登りに来てくれてた子で、しっかりしている努力家の賢い女性だ。
受験
先日、その子が顔を見せに来てくれた。
「今日は登らないけど上の塾に行ってるから会いに来ました♡」
(すみません、ハートは勝手に付けました。。。)
女子高校生がわざわざ会いに来てくれる38歳なんてそういるもんじゃないだろう?
それだけでちょっと顔がにやけるわ!
小5から知ってるAちゃんが高校2年生。「登らないけど上の塾行ってるんです」って顔出してくれた。行きたい大学があって勉強頑張ってるって。数学見せてもらって、二次関数のX軸との接点数を出す時に使う判別式ってなんでそうなるのか聞いたら、一般化すれば求められるって。ホント勉強って楽しいな。
— 長髪ひげメガネ店長@ボルダリングジム7年目 (@rockcube2015) February 6, 2022
彼女が中学生になってからは、登る頻度は減って年に数回お店に登りに来てくれるくらいになった。でもそういう時には「勉強はどう?」、「学校はどう?」、「好きなことはなに?」と事あるごとに質問攻めにしてきていたので、彼女がどう過ごしていて、どこの大学を狙っているかとかもだいたい把握している。
彼女は小学生の頃から賢い子だったので、「どうすれば自分から勉強をするようになるのか」とか、「小さい頃には何をやっていたのか」とか、「どこで勉強しているのか」とか、自分の子育てのヒントになるような質問をしていろんなことを教えてもらってもいたりして。
そんな彼女にも悩みがあるようで、「勉強しかしていない(ムスッ)!」という。
とても贅沢な悩みだなと思うし、彼女の今の努力が必ず将来ポジティブに作用することを知っているし、そんな悩みを打ち明けている彼女自身もそう悲壮感なく笑っているのが、これまた素敵だなとほほえましい。
だから、そんな彼女の悩みを解決する手助けを、以前提案したことがある。
めっちゃ豪華なかき氷が食べたい!
友達のSNSで見たんだと、いろんな甘そうな食べ物が乗ったりくっついたりしてるようなまるでかき氷には見えないかき氷を。
一度食べてみたい!って言うから、おじさんは言いました。
「よし、じゃあ君が第一志望に合格したら食べに連れて行こう。お父さんにもちゃんとOKもらって、ZくんとKくんも誘ってみんなで行こう!だから今のうちから、一番食べたいなって思う一番金額の高いかき氷を探しておくこと!そうすれば勉強もさらにはかどるでしょ!」
いや、ふたりで行った時にはそりゃもう”パパ活”に見えることくらい理解していますヨ。。。
ZくんとKくんと彼女はみんな同級生で、ジムがスタートしたばかりの時から登りに来てくれてた子どもたちだ。みんなそれぞれに特技があって、三者三様でこれからの彼らがとても楽しみ。
そんな3人と一緒にかき氷を食べに行くなんていう、とても贅沢な楽しみを僕はいまこの手元に密かに持っています。時期はいつだっていいよ、どうせなら受かってすぐに、真冬の寒い中みんなで「寒ぃーっ!」って言いながら食べよう。その方が思い出として残ってくれるかもしれないしな!
子どもの成長には驚く!…がしかし!
成長期っていうのはすんごいパワーを持っていて本当に驚く。肉体的にも精神的にも頭脳的にも、本人が頑張れば頑張った分だけ伸びて行くっていうか、それを超越して、なんなら頑張らなくても全てが伸びてく。
ウラヤマシイカギリデス…
そんなことを目の当たりにしているわけだから、「そんじゃあ、俺も負けてられないな!」と思うわけです。驚いてばかりじゃいられない。
いやね、けっこう高いんですよ、かき氷(爆)
近隣のお店でも3000円くらいしたり、
オイオイオイ…
高いやつだと一杯で5000円くらいしたり!
アホか!氷っ!すなわち水っ!!
まじパパ活用!マジパパ活用!
「いい商売だな!」
と頭をよぎるけど(10回はよぎる…)
きっと贅沢にフルーツが乗ったりしてるのでしょう、高級なフルーツが!それを3人にご馳走するのは、そう簡単にできることじゃないから(自営業のサイフ事情ナメんな!)、僕もその時に自分に約束したんです。
「彼女は受験に向けて頑張っている。それまで2年くらいはある。だったら、その間にそれくらいを出すのは訳ないくらいに稼げるようになろう。俺も努力をしよう。」と。
真面目かっ! ٩( ᐛ )و
収入はひとつじゃない
自営ってのは面白くて、だれかから毎月決まったお給料をいただいているわけではないんです。最初は、「お客さんから手渡しでもらったこのお金が俺の収入か。」と慣れなかったんですが、いまとなってはそれが普通になって来ていて。
毎月決まったお金をもらうっていう方が、自分みたいな性格の人間だと前進しなくなりそうだなと思うくらいに、自営のお金の貰い方に違和感を感じなくなりました。
だから、「収入源を増やそう。お財布を増やそう!」とその時に決めたわけです。
人が努力している脇で、それができたらこれをあげよう!とか大人ぶってないで、彼女が努力をしていてそれが実った時に自分にも負荷がかかる約束をして、それを奇貨として自分も成長してしまえ!という。(それできたらラッキーやん!)
若い人たちを近くで(本当はうらやましくてしょうがなそうに)見ている横で、
「おう、俺もまだまだ若いぞ!こっちもこっちで楽しいぞ!早く来い!」
って大見栄張ってでも言ってられるような大人になっていたいです。
”君と青春を語り合うのは死ぬ間際でいいや”
ならば友よ 野狐禅
ひげメガネテンチョ