ブログ再開


「あ、アレ買い忘れてた…」

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ひょんなきっかけ

ひょんなきっかけで文字にすることの大切さを再認識。いや、文字にしないと僕の場合は大切なことを見失ってしまうことがよくあるのと、文字にしている間に自分の思考が整理され、頭の中の余計なことを一旦脇に置いてなくしてしまえるので、まったやっていこうと思った次第。

自分の思考整理のためのものですが、もしかしたら誰かのためにもなるかと思い、でも誤字脱字は気にせずに続けていこうと思います。

感謝の手紙

1週間ほど前、ジムに手紙が届き、1枚の便箋とともにメンバーカードが同封されていた。最初は誰からかと思ったけど、よくよく手紙を読んでみれば”おそらくあの方からだろう”と推測ができた。最近登りに来ていただいていたご高齢の男性で、そのご年齢とは想像もできない立ち姿と、一般の方からはなかなか感じられないような雰囲気を持っている方だった。

数週間ほどいらっしゃらないなとは思っていたものの、クライミング自体続く方の方が圧倒的に少ないし、若い人でさい最初の頃は身体への負荷が強いスポーツでもあるので、ジムに登りに来なくなることは8年もお店をやっていればよくあることで。

ただ、その方はマラソンを現役でやられているとお話を伺っており、体力気力ともに年齢を全く感じさせない方だった。そんな方から手紙が届いたのである。

近況のご報告と、短い間でしたがありがとうと。

そんなことは今までなかった

そんなことは初めてのことである。

わざわざ手書きの手紙をジムに届けてくれて、私の名前まである。おそらく、HPなどからネットの記事を読んでいただいたものと思う。

自分が受けていたその方の雰囲気と(言葉にするのは難しいが明らかに一般人のそれとは異なt他のだ)、そこに来てこんな丁寧な手紙。一体どんな方なのかと、失礼とは思いながらもネットでその名を検索してみた。

高名な建築家の方と同じ名前が検索したら出てきて、しかしお顔が映った画像は出てこない。この方かもしれないし、同姓同名の別人かもしれない、そうは全く考えなかった。画像で確認できずとも、間違いなくこの人自身がうちで登っていた方に違いない、そう自信を持って言えるほどの雰囲気がその方にあったから。今でも、その確認は取れず画像は見つけられていないのだが、それでも大丈夫。きっとあの方は、この建築家ご本人だ。

手紙を返送

その手紙が、僕自身にどれだけに力をくれたことか。

僕は、誰かに認められようとしてこの仕事をしてきてはいない。サラリーマン、消防、そして今の仕事とやってきた。この仕事なら死ぬまでやっても後悔はない、前の2つを死ぬまでやってたら後悔するだろう、とそう思って自分勝手な思い込みでやっているに過ぎない。

人から言われるのは、大企業なのにもったいないとか、公務員だったのにもったいないとか、何度もそう言われてきた。違う、あのまま自分の納得のいかないことを仕事として続けてしまったら、それこそ僕の人生がもったいないことになるのが嫌っだったのだ。大企業なのに、公務員なのにもったいないは、経済的な損失の話。僕のもったいないは、生き方のこと。

この判断が正しかったのか間違っていたのか、そんなことはわからないけれど、自分自身が納得できるように、あれは正しかったのだと胸を張って言えるように、正しいと言える方向に導いていくしか方法がない。その判断のせいで失ったものもあるかもしれないし、その判断をしなければ失っていたものもあるかもしれないし、得られていたものもあるかもしれないし、これから得られるものがあるかもしれない。

そんな不安定な不惑の僕を、この手紙はほんのちょっとだけ認めてくれたような気がした。誰かに認められようとなんて思ってこなかった自分が、誰かに認められるために生きているわけではないと思っている自分が、一度きりの短い人生の中で名を成した人から”ありがとう”と言ってもらえたことに、ありがたいありがたいと喜んだ。

その思いを手紙にしたため、その人の前の壁の記録表と6級全完の完バッチを同封して手紙を出した。

こんな面白い出会いが他にあるか

あのままサラリーマンをやっていたら、きっと今頃、ちょっとした肩書がついて、汐留の34階のワンフロアでテレ朝のビルを目の前に見ながら机に座ってPCと睨めっこして、契約書を読みあさっていただろう。こんなブログもきっと書いてない。お金は今よりあるかもしれない。ちょっと偉い人とも会えたかもしれない。会社の肩書きをつけながら。

今回は違う。肩書など抜きに、ただ人と人が出会っただけ。その結末が偶然こうなっただけ。誰も偉くもなく、誰も偉くなくもなく。こんな面白いことが他にどれだけあるだろうか。これだけ自分のモチベーションを奮い立たせてくれるようなストーリーが、自分にふっと降りてくることが人生の中でそんなに何度も起こらないだろう。

40という一つの節目で、こんな出会いがあったことに感謝します。

ロックキューブ

江原


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