埼玉県が緊急事態宣言の特定警戒県であることを踏まえ、以下の通り制限のうえ週末営業します。(5月16日、17日)
以降の営業につきましては、状況を見て判断致します。
・営業時間の制限:短縮営業(10時~18時)
・人数制限:2~3人程度、予約のみ(SNSや個別の連絡手段またはHPから)
・時間制限:2時間
・年齢制限:50歳未満
・地域的な制限:近隣地域(越谷、草加、春日部、三郷、八潮、吉川、松伏に居住の方のみ)
・コロナ対策:マスク、手指消毒など
再開するに至った考えはとても長くて読みたくないと思うので、
端的には
【現実的なリスク】
・一般的に”密”と判断されない状況をコントロール可能である点。
【地域的視点】
・市内および近隣でのコロナ発生が減少している点。
・現状からの出口戦略として地域ごとに小さく動き出すことに誤りを見出せない点。
【経済的視点】
・今後も長きに及ぶであろうコロナの影響を考えると、小回りのきくうちのような小さいところから動き出すことに意味があると考えた点。
【方法的な視点】
・緊急事態宣言解除後に動き出すときよりも小さい形で、段階を追って始める方が解除後に向けて準備が整えられる点。
・かつ、動き出しのスケール感が、事前の試行錯誤がないと全く読めない点。
可能な限り考えて考えて考えた内容ですが、間違いなく正解だとは思っていません。ただ、同時に、宣言解除後まで動かないことが本当に正しいのだろうか?と疑問を持ち続けているのも事実です。
反対意見もあると思います。これが誤った方向性なのであれば、そこから悪い結果を生じてしまうことがありえます。ご指摘いただければ修正が可能ですので、なんでも構いませんのでご連絡ください。
そういった有用なご指摘は、業種にかかわらず他の事業者様の動き出しの参考となることもあるかもせれません。
組織が大きくなればそれだけ朝令暮改は難しく、うちような小さなお店は、すぐに方向転換できるのがメリットです。間違えたと思えば、すぐにでも開けたお店を再度閉めることで対応することが可能です。
この判断により誰かの信頼を失ってしまうとすれば、それが一番残念です。再度閉めることでその信頼を取り戻すことができるなどとは思ってませんが、決して自分勝手な考えのもとで、生まれ育った町のことをかえみずに判断した訳ではないことをご理解いただければ嬉しいです。
誰にとっても判断が難しい状況が起きてしまっていますので、それぞれで考え、答えを出し、動いてみることなんだと思います。
人数等の制限は状況に応じて変更しますので、そういった場合は随時お知らせするように致します。
以下、詳細は長いです。
自分でも忘れないように。
【現実的なリスク】
・当店の場合、人数を2~3人に限定することで、個人間の距離は2m以上を余裕を持って取ることがコントロール可能です。もし、スーパーに買い物を行ったことがあったり、電車に乗ったことがあったりするのであれば、それよりも密度は大幅に小さいです。
・密度のコントロールは可能ですが、”登る”行為には必ず”触る”行為が含まれます。これは”密度”とは異なるリスク要因です。そのリスクを下げるために最初は地域を限定します。
・地域を限定するときに、やはり何人かの人を思い浮かべました。ただ、そういった地域も感染者数は減ってきていますので、状況を見て地域の限定を解除していければと思っています。
・リスクをゼロにすることはできません。コロナにならない約束もできません。ただ、一般的に密と考えられる程度より、同等以下の状況をコントロールすることはできます。
【地域的視点】
・全国的な自粛要請は継続されているものの、現状からの出口戦略として地域ごとに小さく動き出すことがベターだと思っています。
・その地域の判断根拠としては、福岡県を参考にしました。(埼玉県と同じ特定警戒県)
・緊急事態宣言の解除が検討されている福岡県では5月1日~13日までの感染者数が15名。越谷市は3名(同期間)ですから、発生者数としては大幅に下回っています。
・と同時に、二次的な感染拡大についても考えねばなりません。今後も、近隣地域の感染者発生数等について継続して見ていくようにします。
【タイミング的視点】
・面積や人口等が違うので単純に比較できるものではありませんが、福岡と比較し感染者の発生が下回っており、かつ福岡の緊急事態宣言の解除が検討されていることから、動き始める時期として不適切ではないと考えました。
・動き方として、「0か100か」ではなくて、5くらいから始めてみるイメージです。コロナに100はないと思っています。宣言が解除されたって100にはならない。それなら自分で少しずつやってみるしかないと考えました。
【経済的視点】
・今後も長きに及ぶであろう影響を考えると、少しでも収入を得ていくことがお店の存続に小さくない影響を与えます。
・ただ、その動きがコロナを助長する動きではあってはいけないので、小さい規模での動きだしとなります。
・経済に詳しいわけではありませんが、活動がないところにお金が生まれてこないことはわかります。刷られてしまったお金はその量の分だけその価値を下げます。なので動かないと。
【方法的視点】
・宣言解除後に営業を戻していく際、その方法にどの程度の制限をかけるのかのバランスが全くわかりません。なので、一番小さい規模で動き出すことで、どのような制限をどの程度かけていくのかのバランスがつかめるようになると思っています。
【最後に】
・地域に制限をかけているものの、通勤や通学でそれ以外の地域に行かれる方もいらっしゃると思います。
・また、年齢に制限をかけてはいるものの、その方の同居するご家族にリスクの高い年齢の方がいる場合もあると思います。
・店舗としてかけている地域的な制限は、居住場所のみです。勤務場所や職種といった個々人の方のご事情は、各々で判断された上で、ご利用いただくようお願い申し上げます。
また、ご利用いただく場合には、その前提を理解していただいた上でご利用くださいますようお願いします。
みんなで方法を模索して、元の生活に少しずつでも近づけていけますように。